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【第1回】自ら考え、動く社員を作り出す「次世代のリーダーシップ」 <全4回特集>

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経済の成熟期・衰退期、確実性が低い時代においては、持続的成長を前提とした日本型のマネジメントスタイルから脱却し、非連続な事業を次々と生み出すリーダーシップが求められています。しかし、日本ではこのようなリーダーが育ちづらいといったことが指摘されています。今回の特集では、自ら考え、働く社員を作り出す「次世代のリーダーシップ」について考えてみたいと思います。今回はその第1回です。

 今後10年~20年で47%の仕事がなくなる

標題は、「コンピュータによって仕事は奪われるのか」を分析した英オックスフォード大学の准教授が出した結論です。米国労働省のデータに基づき、702の職種がどれだけコンピュータによって仕事が奪われるかを徹底的に分析した結果、47%の仕事がなくなるというものでした。

実際、技術の向上による人件費の削減、工期の短縮など、コンピュータによって人の仕事が奪われている現象は、すでに目の前で進行しつつある内容であり、しかも、当初の予定よりも早く進んでいます。単純作業だけではなく、頭脳戦においてもどんどん機械に置き換えられていっているのです。

消える職業 一覧

では、人間がやるべきことは何でしょうか?

改めて未来における人の仕事を考えてみるために、「カーナビ」に例えてみます。

自動車業界は自動運転に代表されるように、IT化が進んだ業界です。目的地を入れると、自動運転で目的地に着きます。運転は人がやらなくてもよいのです。では、10年後もやらなければいけないものは何でしょうか。目的地をカーナビに入力することこそまさしく人がやらなければいけないはずです。

これを組織に置き換えると、以下のようになります。

カーナビ

カーナビの機能は、目的地に向かう最適な道のりを決めてくれます。これを組織の機能に置き換えるとマネジメントに該当します。カーナビに従って、実際に車を進めることは、今は人がやっていますが、将来は自動運転になります。組織の機能に置き換えると、決められたことを実行に移す一般社員といえますが、この部分は、運転が自動運転に置き換わるように、コンピュータに置き換わる可能性が高いと考えられます。

目的地を決めることは、戦略やビジョンであり、リーダーシップです。この部分こそ最後に人がやるべきこととして残されていくのは間違いありません。

本特集では、最後に人がやるべきこととして考えられるリーダーシップについて、日本においてどのようなリーダーシップが求められるのか、それを実現する上で必要な3つの要素は何か、その要素を獲得する上でどういった教育が必要とされるのかを説明します。

まとめ

第1回では、自動車業界の自動運転に例えて、10年後も人がやらなければならないことは何かを考えてみました。「戦略の策定」、「ビジョンの提示」、「リーダーシップの発揮」は、コンピュータに置き換えることができず、人が最後までやるべきことです。次回の第2回では、「企業の持続的成長とリーダーシップの関係」について考えてみたいと思います。

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WRITER筆者

MBA CROWDSOURCING 編集部