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「クライアントにとって一番必要なことは何か?」を見極め、突き詰める

2014年にグロービス経営大学院にてMBAを取得し、現在は家業である物流会社に勤務されている江原潤氏。MBAバンクで全く未知の業界であるインターネット・マーケティング市場の市場規模予測にチャレンジされたご感想を伺いました。

MBAバンクのクライアントボイス

プロフィール

江原 潤(えはら・じゅん)
2014年、グロービス経営大学院にてMBAを取得。現在、家業である愛宕倉庫株式会社にて管理部営業企画課長を務める。

クライアントの期待を考え抜く

―MBAバンクをどのようにして見つけられたのでしょうか。

MBA で学んだものがきちんと身になっているか、そしてMBAを取得した自分の実力はどの程度なのかを確かめたいと思い、チャレンジを決めました。家業である自分の会社で働く中で、今回の市場調査のような、例えるなら「コンパクトなコンサルティング」の必要性を感じていましたので、まずは自分でやってみたいと思ったのも動機の一つです。
一度もお会いしたことのない企業様に対して、事業に関わるレポートをすることは、プレッシャー以外の何物でもありませんでした。その上、私自身全く知らない業界の調査でしたので、正直なところ「自分に出来るのか?」という不安もありました。でも、「折角頂いたチャンスでもあるし、自分の学びの幅を拡げることにも繋がるかもしれない」と考え、「やってやろうじゃないか!」という気持ちで飛び込みました。

MBAバンクのクライアントボイス

―今回は「国内BtoB企業向けインターネット・マーケティング市場の市場規模推移予測」の報告書をまとめるというプロジェクトをご担当いただきました。プロジェクトに取り組まれるにあたって、特に気をつけられたのはどのような点でしたか?

与件が比較的抽象的だったので、まず「今回クライアント様が期待していることは何か」を読み解くことを強く意識しました。クライアント様のホームページも読み込みながら吟味を重ね、今回は一般的かつ客観的に分析した調査結果を求めていらっしゃるのだろうと判断しました。また、「今回のプロジェクトの意義は何か」を考えたとき、インターネットなどに氾濫している膨大な情報を整理するだけでも意味があると思いましたので、ファクトを整理したシンプルな調査報告にまとめました。
さらに、レポートを読まれる方が社長様ということだったので、長い文章でまとめるのではなく、グラフなどを用いて、限られた時間ですぐに分かる報告書に仕上げることも心がけました。

実際の企業へのコンサルティングだからこそ得られる学び

―ビジネススクールでは得られなかった学びはありましたか?

ビジネススクールでは「与えられたケースに対して学ぶ」ことが中心ですが、今回のような実際の企業に対するコンサルティングでは、自分でファクト(事実)を集めてから自分で市場を定義していく必要があり、そのプロセスが新たな学びでした。「ケースを自分で作る」という作業はとても良い勉強になりました。 また、MBAの勉強で学び得たフレームワークなどのたくさんの「引き出し」の中から、今回のクライアント様にはどの引き出しが一番効果的かを常に考え選択する、貴重な実践の機会でもありました。

社会でアウトプットして初めてMBAの価値を発揮できる

―江原さんご自身も、家業であるご自身の会社で近々事業承継をされるお立場と聞いています。経営者とMBAホルダーのパートナーシップについて、どのようにお考えですか?

多くの日本企業、特に中小企業にとっては、コンサルティングといえば業績不振に陥ったときなど「有事の際に依頼する」という感覚が比較的強く、効果的に活用できている企業は少ないのではないでしょうか。しかし、事業環境の変化が速い今の時代は、事業環境を正しく捉え、常に俯瞰的な視点で経営への助言や評価をしてくれる人を「参謀」として配置出来るかが、企業の本質的価値である「永続性」に強く関係してくると思います。経営を担う立場になると、どうしても自社のことに目が向きがちですが、客観的に経営分析をし、お互いにフィードバック出来るのがMBAホルダーの強みだと思います。

MBAバンクのクライアントボイス

―最後に、MBAバンクにチャレンジするMBAホルダーの皆さんに一言お願いします!

私たちが学んだ「MBA」は、社会でアウトプットできて初めて価値があるものと考えています。その価値を提供出来る機会は自社内をはじめ様々な場所にありますが、このMBAバンクも皆さんが得た学びをアウトプットできる素晴らしい場所であると思います。学びを実践し、実践から学んでこそ真の深い学びにつながります。自分の学びを磨き、高め続けるためにも是非チャレンジしてみてください!